ひとつは危機回避。ひとつは快楽追求。
特に威力が高いのは前者だ。
どんなに怠慢な人でも、自殺志願者でないかぎり、震災や津波がやってきたら必死に逃げようとする。
危機にさらされた人間ってのは行動力に満ちているのさ。
だから危険な経験をつんできた人間もまた活力的なことが多い、そんなことが言えてくる。
よく成功者が「10代、20代のうちの苦労は買ってでもしろ」って言うのは、こういうこと。
成功者の人格になるには、とにかく無理矢理にでも従来の自分を変えていかないといけない。
そんな強制的に自分を変えたいときに、危険な経験というのは役立つ。
自分を追いこめない人は、やはり成功しないね。
10代のころからボケーと生きているとリスク許容度がどんどん低くなり、ゆくゆくは社会規範からはずれないよう行動するだけの付和雷同の機械になってしまう。
だから親からの温室育ち、箱入り、過保護というのは危険。
親が子供の行動範囲を大きく制限してしまうと、子供はどんどん大人や社会に依存するだけの存在になってしまう。
実際僕の知り合いにも、ネットビジネスをはじめただけで胃が痛くなって、薬なしにはやってられなくなった、という人がいる。
この人こそまさに、大学生になってもなお門限のある女の子だ。
過去にもっと自由で、それでいて冒険的な生活を送っていればこうなる可能性も低かった。
そんなことが言えるんじゃないかな?
「年をとると発想や感性が鈍る」なんて、年齢を言い訳にしててもしかたない。
リスク許容度が低いという人は、10代だろうが30代だろうが50代だろうが、どんどんなんでも経験、挑戦していくべきだ。
でないと本当に、なんにもできない、なんもない人生になってしまうよ?
別に年食ってようが食ってなかろうがすごいやつはすごいんだからさ。
極端な話、大学卒業するまでになにも恋愛経験のない人と、中高生時代に中絶経験のある人なら、僕はまちがいなく後者のほうが将来的には成功すると思うね。
多分前者の人は、平坦な人生しか送れない。
可も不可もない資産と人生で、いざデフォルトなどで日本の経済が崩壊したときには、その対処なんて夢のまた夢だろう。
この危機回避の欲求、自分の人生を大きく変えたいときだけでなく、もちろん他人を動かしたいときにも使える。
自己実現、ビジネス、恋愛、なににでも使えるよ。
最終的にはこうした危機感すら楽しめるようになって、危機回避と快楽追求をイコールにできる領域まで達したら、それはきっと最高の人生だね。
このマインドの方向性は、成功の基本中の基本。
危機感、もしくは理想像を自分の脳に喚起するということ。
そうでないと人間は動かない。
このことを、しっかり覚えておこう。
関連記事
- 人は想像以上に変化・成長しない
- 「価値観」という言葉を多用する人にロクな人はいない
- 無料で情報を教えてはいけない2つのパターン
- 他人を変えることのできるたった2つの方法
- クラウド会計でかなりやりやすくなった確定申告