他人を変えることのできるたった2つの方法

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どんなに才能がある人でも、他人のことを根本から変えるってことは、なかなかにできることではない。
それはこれまで情報起業で大きく稼いできたお金持ちを見ていても、思うこと。
彼らは大々的に塾をやるわけだけど、それによって大きくマインドチェンジできる塾生は、ごく一握り。
だからこそお金持ちの側としても、その一部の親和性の高い、やる気のある塾生としか、つるもうとしない。
だって、面倒くさいから。
プラスに動いている人をさらにプラスに動かすのは結構楽なんです。
でももともとがゼロだったりマイナスにいる人をプラスに持っていくのは、すごく手間がかかるし難しい。
動いてない石を転がすより、助走をつけた石のほうが転がしやすい理屈と同じ。
ステージアップというか、よほどの劇的経験がないと、マイナスにいる人はプラスにはこれない。
結局多くのマイナス側の人が、おきざりになってしまうわけさ。

原則人が変わるためには、それまでの人生が否定されないといけない。
でも人は他人から批判されると、ついつい反発してしまう。
だから変わるには自己否定しかないんだね。
無理やり他人を変えようとするより、自己否定をさせるよう促す燃料みたいなものをどんどん流したほうが有効、ってのは確実に言えると思うよ。

だから優れている人は率先垂範で、自分から進んでお手本を見せていくことが重要。
それ以上のことはしない。
ただ相手に「こういう生き方がある」とアピールするだけで、その生き方自体を強制してはいけない。
なんでかって、時間の無駄だから。

これまで僕も、センスやホスピタリティーのない人にはかなり出くわしてきた。
でもやっぱり僕も、彼ら全員を変えていくことは、できなかったんだね。
どれだけ良質な提案をしたところで、相手が反省し実行しなければ、センスのない人はどこまでいってもセンスがないのです。
いつまでたっても生活に変化はなく、成長することがない。
結局いまのままで満足しちゃってるわけだから、どこかで危機感・不満を生じさせて、モチベに変えさせないといけない。

とまあ、それで「ダメな奴はいつまでたってもダメ」って切り捨ててしまうのもよくないから、どうにかして他人を変えることのできる劇的方法、なんかないかな、と考えてみた。
例外的にふたつだけ思いついたから、それを紹介しておくね。

ひとつは恋愛。
恋愛をとおして、人は大きく成長できる。
たとえば僕に恋する人は、僕に見捨てられないようにいろいろ努力することになる。
僕というモチベがあるから、変わろうとするわけだね。
そういう強制的な変化例であれば、確かにあるよ。
自分という存在を相手にとってモチベにしてあげることができれば、それが一番手っ取り早い。
だから情熱的な恋愛ってつねにやっておいたほうがいいですよ。
すごい原動力になるからさ。

もうひとつは宗教。
宗教という建前を用意してあげれば、意外と信者はなんでも言うことを聞く。
たとえが悪いけどオウム真理教。
あれだって別に人を殺す気のなかった信者たちが、上の命令で地下鉄サリンとかいって毒ガスをばらまいたわけでしょ。
だから情報起業家の多くがやっている塾とかいうやつ。
あれは塾ではなく、宗教にしたほうが手っ取り早い気がするんだよね。
そして学ぶ側も塾生ではなく、信者にしてやる。
うん、そっちのほうがよっぽど言うこときくよ。
お金持ちになりたいとか、自己実現したいとか。
なんであれ現状を変えるには、マインドを変えないといけない。
そのマインドを変えるために一番てっとりばやいのは、結局のところ、宗教にあるような修行なんだからね。

恋愛と宗教、どっちも共通しているのは、相手を自分に精神的に依存させること。
長い目で見ると本来こういうのってあまりよくない傾向だけど、他人を変えるためにはそういう劇薬を流してやるということも、有効っちゃ有効だよね。
恋愛のうまい、モテる人であれば、宗教を作ることも原理的には可能だよ。
これも結構、ポイントなのです。

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