なんというか、最近恋愛にもいろいろ種類があるね。
主には「お互いに成長できる恋愛」と「お互いのありのままを受け入れる恋愛」、このふたつにわけられそうだ。
前者が肉食的で、後者が草食的。
そして現在の日本では後者が圧倒的大多数、そんな印象だね。
後者のスタイルを貫いている人は「彼氏彼女はいるけれどモテない」というパターンが多いのではないだろうか?
お互いのありのままを認めあうと油断してしまい、どんどん男子力、女子力の低い関係になってしまう。
やがてお互い飽きたり冷めたり喧嘩が多くなったり、という展開になりがちだ。
実はどんなに馬鹿であってもザイオンス効果、つまり単純接触さえくりかえしていれば、特定の異性一人を自分へと釘付けにすること自体は、わりと楽。
ただそれがモテるかどうかってなると、話は違うね。
なぜなら本当にモテている人というのはザイオンス効果なんか使わなくても、バズを有効に使ってレバレッジのきいた状態で、じゃんじゃん異性をつりあげてしまうから。
本来であれば、そういう状態こそが人間的にも価値のある状態と言える。
単にザイオンス効果だけ使っているうちは、人間的な魅力ってものが身につかない。
だから結果的につきあったり結婚したあとに、油断してだらしなくなり、一気に冷めてしまう、そんなことがおこりうるわけさ。
さながら大学入学後で、一気に気がゆるむようにね。
つまり大勢にモテたいのみならず、ずっと同じ相手との恋愛関係を継続したい場合でも、モテるための要素である自分への魅力づけは、しっかりとおこなうべき、ってことさ。
そりゃあまがりなりにも彼氏彼女がいる人は、10代後半にもなって恋愛経験のない、なにもしない童貞処女よりかはマシだけどね。
だからといって、ザイオンス効果ばかりに頼っちゃいけない。
バズで拡散していくような、一気に不特定多数の異性を魅了するような自分磨きは、しっかりやっていく。
特定の相手とつきあっていたとしても、それによってその恋愛のありがたみは増していくだろうしね。
お互いのありのままをうけいれることも大切とは思うけれどね、改善すべき部分はしっかり改善していかないと、そのうち見捨てられるのはあたりまえ。
まったく成長のない人間にはなってはいけないし、そういう人間とは恋愛ではもちろん、おつきあい自体しちゃいけない。
最近は本当に「お互いのありのままを受け入れる」みたいなスタイルがふえて、結果、成長も変化もない低レベルな恋愛が、日本ではびこるようになった。
僕から言わせれば、そんなのは恋愛ですらない。
ただの弱者同士の慰め合いだ。
もうそのときには本当に相手のことを好きでもないのに、惰性でつきあっているだけ。
彼ら草食タイプがなかなか別れないのは、別れたあと、他の別の人とつきあえる自信がないから。
単に形だけでも恋愛している自分を保とうとしているだけ。ようするに見栄さ。
男の場合はセックスがしたいだけかもしれない。
もはや別にその相手のことを、本当に好きなわけでもないんだよね。
でもね、そんな足の引っ張り合いをしているくらいなら、とっとと別れちまったほうがいいんだよ。
そして弱者を脱却して、自分磨きにはげむ。
そうして本当の意味で、お互いに「良い」と思える相手と恋愛ができるようになる。
そっちのほうがよっぽど充足するし幸せになれるね、間違いなく。
草食タイプの恋愛をして惰性で結婚して子供を作る人は、結局最悪な家族環境を作りあげて、子供の心身にも悪影響を与えるだけ。
お互い草食というスタイルで納得している人は、ひとまずその関係だけは維持できるかもしれない。
だけどね、そんなもんは絶対に人生楽しくないと断言できるし、成長自体がない以上、マインドが根本的に腐っているのでお金もなかなか稼げず、社会適応能力も低くなりがちな気がするね。
結局お金が理由で別れる、ということもありそうだ。
こんなのが、本当に幸せかい?
今一度、彼氏彼女がいるからといって調子にのっている人は、自分とその相方のことを見直そう。
「彼氏彼女がいるだけでモテてている」と勘違いしている人は、まずはその勘違いを見直すべきだな。
そして「このままの惰性ではいけない」と思ったら、自分から変わっていく。
そうすれば、ちゃんとした相手であれば、相手もまた変わろうとする。
ここで相手が変わろうとせず、相変わらず惰性にすごすのなら、やはりそれは別れたほうがいいね。
結果的に、どちらも幸せになんかなれやしないのだから。